先日、宇都宮美術館にて開催中の「new born 荒井良二」展に行ってきました。
荒井良二さんは絵本作家として有名な方ですが、音楽や舞台美術など多岐に渡り活躍されています。
今回の展覧会は2023年から全国を巡回している大規模な催しなので楽しみにしていました。
↑エントランスを抜け、敷き詰められたデッサン画の川?を渡って荒井ワールドへ。
↑絵本の原画が並ぶ一つ目の展示室。木フレームのなかは実際の絵本が置かれていて自由に読めるようになっていました。
荒井さんの作品はとにかく「自由」。手法は決まっていないし、表現も毎回違う、時には手で絵具を塗りたくったり、でもやっぱり荒井良二の作品になるのが面白いところ。
荒井さんの作品に触れるとふわっと心が軽くなる気がします。絵本でも絵画でもそれは共通していて、この解放感が惹かれるところ。
↑気になった絵本「たいようオルガン」の原画
絵本として完成される前の原画は絵としての無垢な美しさがありました。絵本で見たことある絵も新鮮に感じられます。
↑第二展示室は立体作品が中心。震災の廃材でつくられたオブジェが並ぶ。
知らないことへの好奇心と好きな事を全力でやってきた荒井さんのフィールドには、たくさんのわくわくが詰まってました。
子どもも大人も楽しめる展覧会だと思いますので、お時間のある方はぜひ行ってみてください。会期は9月23日(火)まで。
書いたひと

宇賀神 亮