アトリエルルで受注した、宇都宮大学の石蔵の耐震改修設計のため、現地調査に行ってきました。
なんと、大正13年竣工の大谷石でできた石蔵です。もともとは図書館の書庫として利用されていたようです。
貴重な文化遺産を後世に残すための大事なお仕事です。
築100年を経過して色々と傷んではいますが、趣きのある建物で、雰囲気もいいですね。
小屋組みに鉄骨トラスが架かっていて、教科書で習った「八幡製鉄所」の刻印があり時代を感じました。
今回の業務は耐震改修ということで、内部に鉄骨を建てて補強して、石蔵が倒壊しないように保存することが目的です。
保存や調査業務も未来のために大切な建築設計の仕事の一つです。
書いたひと

宇賀神 亮