いい建築ってなんだろう?
たとえば、家。
「家は、一生に一度の買い物だから、
失敗できない。」
そう思いながら、じっくり考える時間も
経験から学ぶ機会もないまま、
なんとなく決めてしまう。
その結果、自分「らしさ」があいまいなまま
「住みこなせない家」が完成してしまう。
時間をかけて、本当に話すべきことを
話せたなら
自分でも気づかなかった
「暮らしのかたち」が見えてくる。
そうして生まれた家は、その人に馴染み
時間とともに味わいを増しながら、
手をかけるほどに美しくなる。
暮らしの中に、その人の物語が流れ
日々の風景が、詩のように綴られていく。
大切なのは、常識や周りの声に捉われず、
素直につくること。
素直につくった家からは、その場所、
その人「らしさ」が滲み出る。
そこにしかない、暮らしの詩が聴こえてくる。
「いい建築は、詩になる。」
アトリエルル 一級建築士事務所