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大切にしていること

「いい建築」をつくるために、
アトリエルルが大切にしていることをご紹介します。

0. 知ること

土地を知り、素材を知り、人を知る。

私たちは設計を始める前に、「フィールドワーク」と呼ばれる調査をします。
まずは、周辺環境や歴史風土、気候などを調べ、その場所の特性を把握します。
その他にも、近くで採れる建材や古くから使われている素材を調べたり、地元の人に話を聞いたりすることで、より詳細な情報を集めます。
設計のヒントを探るための大切なプロセスです。

また、お客様への「ヒアリング」も重要です。
部屋数や設備などの具体的な要望とは別に、どんな暮らしをしてきたのか、何を大切にされているのか、その人となりを知ることは何より大事なことです。

深く知ることで、そこに在るべき姿が見えてきます。
そしてそれらを、素直に「無為」のまま、建築にして現す。
そんなつくり方をしています。

そのために、まずは「知ること」を大切にしています。

1. 対話を重ねる

話しやすい環境をつくること。

アトリエルルでは過度なプレゼンテーションは行いません。
完璧な状態のものを見せられたら、それ以上何も言えなくなってしまうから。
それは、その人のためと言いながら、自分の意見を押し付けているようでもあります。この方法では、私たちの知りたい「本心」を聞くことはできないと思いました。

伝えることの難しさは多くの人が感じていることだと思います。だから、些細な事でも話し合えるような、あたたかい雰囲気での対話を心がけています。
話すことから良いアイディアが生まれ、一人で考えるよりも飛躍的な発展があります。

アトリエルルではコミュニケーションツールとして、BIMと呼ばれる3D設計ソフトを使用しています。
打合せの際には話をしながら、その場で画面上の3Dモデルに修正を加えて、リアルタイムでCGを確認することが可能です。
これにより、実際に近い疑似空間を行き来しながらイメージを膨らませることができ、素材や色などの確認まで行うことができます。
意見の違いもすぐに試すことができるので、意思決定も円滑に進むようになります。

「対話」をしながら一緒につくり上げていく、そんな姿勢を大切にしています。

2. 身体で考える

感覚を大切に、手間暇をかけて。

今は頭で考えることが多すぎて、身体がどこか置き去りにされているような時代です。
何日も鉛筆を持たないことも珍しくありません。

建築設計は論理的に考えることも必要ですが、何より「感覚」が大事です。
居心地のいい建築をつくるには、居心地のいい建築を体験していなければできません。
私たちは、多くの旅や空間体験を通じて、その感覚を磨いてきました。
時には理解し難いこともあるかも知れませんが、でき上がれば納得の建築を体感いただけるはずです。

また、建築は手間暇をかければかけるほど良くなるものです。
アトリエルルでは設計の初期段階にたくさんのスケッチや模型をつくります。
勿論、便利なものを使うことには賛成で、最新の3DCGや3Dプリンターも導入していますが、考えるのに最も適した道具は、やはり人の「手」です。
何十年も描き続けているスケッチや、手を傷だらけにしながら作ってきた模型、積み重ねてきた「手の記憶」を大切に、丁寧に設計を進めていきます。

身体を依り代につくった建築は、身体に訴えかける。
そうしてできた建築は、おおらかで、心地よく、ずっと居たくなる、「人に寄りそう建築」です。

3. 人の輪でつくる

分け合い、助け合い、喜び合う。

建築は一人ではつくれません。
建てる人(施主)、考える人(設計者)、つくる人(施工者)、その他にも多くの関係者が揃って、初めて実現できるものです。
みんなが手をつなぎ、信頼して、輪っかになったとき、いい建築ができあがります。

アトリエルルでは、価格競争による品質低下を避けるため、工事費の相見積り(複数社への見積)は行わず、設計段階から施工者を選定し、打合せにも参加してもらいます。
早くから施工者と信頼関係を構築することで、施工上の問題点やコスト面の不安もなくなり、スムーズに工事を進めることができるようになります。

建築づくりには大変なエネルギーが必要です。
それぞれに役割を分け合って、みんなで助け合いながら、楽しんでつくることも建築の醍醐味の一つです。

4. つくったあとのこと

永く愛される建築になるように。

建築はつくって終わりではなく、つくってからが始まりです。
そこから先は、つかい手(お客様)に委ねることになりますが、私たちはつくった後も末長くお付き合いをしていきたいと考えています。
それは、建築は手入れをしながら育てていくことが必要だからです。木が乾燥していればオイルを塗り、床や壁が傷んだ箇所は補修する。設備類もメンテナンスや交換が必要になります。
そうした手間を惜しまずに愛情をもって育てられた建築は、時が経つほど美しく「経年美化」することで、更に魅力的なものになっていきます。

また、つかい手の変化(住宅であれば家族構成など)もある事でしょう。
増改築やちょっとしたリフォーム、模様替えなど、些細なことでもお話しいただければ、大変ありがたく思います。

そして、皆さまにとって「永く愛される建築」になったなら、それ以上に嬉しいことはありません。

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